INDONESIA/Kerinci Mountain
※粉の状態をご希望の際は、カート内一覧のページ「備考欄」にてご記入いただけると、コーヒー豆をご要望に合わせた挽き目で発送いたします。(コーヒーメーカー、ハンドドリップ、エアロプレス、モカポッド・エスプレッソなど)
[生産国]INDONESIA
[地域]Kerinci Mountain, Kayu Aro
[農園/生産者]ALKO Cooperative
[品種]Sigaran Utang
[標高]1300-1650m
[精製]Sumatra
[焙煎度]Light Roast/浅煎り
[背景]
その品質の高さから、アメリカ、ヨーロッパの大手バイヤーからの引き合いも最近多くなってきたとのことです。今回のロットをメインで担当したのはGunung tujuh村でリーダーとして活躍するZakwanさん、2haほどの農地で主にシガラルタンを育てています。
新しい産地クリンチマウンテンは標高3000m越えの山で、栽培地域もリントンのそれよりも比較的高く、ほとんどが1600m前後で栽培しています。
クリンチマウンテン周辺には昔からコーヒー生産者がたくさんいました。ですが、そのほとんどがスタンダートG1クラスに混ぜられてこの地域のコーヒーとして販売されることのなかったコーヒーです。
近年生産者組合が数多く作られるようになり、しかもその生産者グループの代表はとても若く、意欲的です。このALKO協同組合も同じく、代表のスルヨノ(Suruyono)さんが460世帯の農家さんをまとめ、彼らにちゃんとスポットライトが当たるようなコーヒーを作りたいと設立しました。
品質管理も徹底的に行い、特にロットごとのトレーサビリティにも注力しています。以前より課題だった乾燥工程が改善され、きれいなアピアランスに仕上がりました。
【ALKO生産者組合/ALKO Cooperative】
2013年から運営されているALKO協同組合では、17の村に400人、約460世帯の小規模農家が所属し、合計291ヘクタールのコーヒーを栽培しています。(現在全ての栽培面積を足すとおおよそ400ha)標高1300~1650mの地域で、Sigaran Utang、Andung Sariを中心とした様々な品種のコーヒーを栽培しています。
通常の樹間よりも少し広くとり、 2m x 2,5mで栽培しています。シェードツリーにはシナモンや、マンダリンオレンジ、カリアンドラ(Lmatoro豆科)を植えています。
この協同組合は、WWFから資金を得て、インフラの改善や、地元の環境との調和やクリンチ国立公園の保護について農民を教育するための多面的なプロジェクトを1年間にわたって実施した点が特徴です。
地域や国立公園からゴミを収集するように地元の農家に働きかけており、ゴミを1kg集めるごとに焙煎したコーヒー豆を1袋プレゼントし、農園で生産されたコーヒーについて知ってもらうようにしています。
彼らは、微弱な地域社会と生態系の存在するコーヒー産業が、社会経済に大きな変化をもたらし、地政学における『環境を管理しながら行う経営方法』をやがて実現する可能性を信じています。
彼らの目的は、その信念をもとに、21の原産国の小規模農家と協力してサプライチェーンを構築し、相互利益と社会的影響をもたらすことで、この変化を促進することです。
[Flavor notes]
Black currant, Earl Grey, Toffee, Cacao
[Comment]
カシスや紅茶のような芳醇な香りと重厚感のある飲み口。飲み進めていくごとに、複雑さを帯びた風味がさまざまな表情に変化し、心地よい余韻をもたらしてくれます。