【Special Edition】GUATEMALA/Finca La Soledad "Geisha"
※粉の状態をご希望の際は、カート内一覧のページ「備考欄」にてご記入いただけると、コーヒー豆をご要望に合わせた挽き目で発送いたします。(コーヒーメーカー、ハンドドリップ、エアロプレス、モカポッド・エスプレッソなど)
[生産国]GUATEMALA
[地域]Acatenango
[農園/生産者]Finca La Soledad/The Perez Family
[品種]Geisha
[標高]1650m
[精製]Fully Washed
[焙煎度]Light Roast/浅煎り
[背景]
フィンカ・ラ・ソレダが設立されたのは1895年のこと。
それ以来、地震がラ・ソレダの農家の壁を揺らし、革命軍と反革命軍の内戦がグアテマラのコーヒー畑で起こり、アカテナンゴ火山とフエゴ火山の数え切れないほどの噴火がグアテマラの野原を灰で覆ってきた。
しかし、1世紀以上経った今でも、ペレス家はこのアカテナンゴ渓谷の静かな木立でコーヒーを栽培している。
120年以上前に設立されて以来、ラ・ソレダには変わらないものがある。農家にはまだ電気がなく、5代目の生産者であるラウル・ペレスは、今でもコーヒー畑の静けさの中で太陽と一緒に昇っている。
21世紀の夜明けを迎えたラ・ソレダで栽培されている品種の中には、19世紀末に植えられていたものと同じものもある。しかし、間違いではない。La Soledadは徹底的に進歩的でモダンなオペレーションを行っています。
緻密な農法、品種の多様化、ポストハーベストの厳格な管理、徹底した品質管理、絶え間ないイノベーションの精神によって、ラ・ソレダはワールドクラスのコーヒー農園となっているのです。
その成果は、グァテマラ・カップ・オブ・エクセレンスで7回という驚異的な受賞歴にも表れているだろう。
(参考)
【ROUTEMAPとLa Soledad】
(noteより一部抜粋)
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アカテナンゴとエルフエゴ、2つの火山に囲まれた渓谷にあるLa Soledad農園は、古都アンティグアから車で約3時間弱かかる場所にありました。
到着して、Raulの兄弟のホセさん、そして先代のエニオさんと奥さんのメルセデスさんに挨拶を交わし、「お腹減っただろう⁈」と大量のご飯を用意してくれ、みんなで外でBBQをしました。「Cerveza!」(スペイン語でビールの意味)と、僕が喜んでいると、エニオさんは僕と豪快に乾杯してくました。笑
ゴロゴロゴロ…という音を聞き、雷鳴ってるのかな…と周りを見渡していると、「エルフエゴは活発な火山で、小さい噴火をしているのさ」と教えてもらいました。グアテマラ特有の穏やかな酸味は、この火山から降り注ぐ火山灰が土壌に染み渡り、コーヒーの木のミネラルとして栄養になるのです。
La Soledadの歴史は100年以上続き、5代目であるRaulまで、コーヒーへの情熱と祖先への敬意がしっかりと受け継がれています。
彼らは、コーヒーを生産することに誇りを持ち、コーヒーの知識や生産のための投資や開発を決して止めません。常にコーヒー生産方法を強化し、アップデートすることを目指しています。
...
僕が農園に訪れた際、彼らが説明してくれたのは、樹木の配置について。
以前は2m間隔で等間隔に植えていましたが、規模拡大のために1×2m間隔を南向きに三角形になるように配置し、あとはデータを都度測りながら、今後の天候、湿度、雨量次第で2m間隔に配置し直すか、または3×1mで水を掃かせやすくなるように土地ごとでトライするか、今後の品質向上に向けて試行錯誤していることを伝えてくれました。
今回のGeisha種においてはこの樹木の配置感覚について、3×3m間隔の配置により、コーヒーの木1本ごとに適度な養分を行き渡らせ、病害虫対策や品質管理の徹底を行っているとのことでした。
このように小規模農園でありながら、毎年最高品質のコーヒーを生産するための努力を先祖代々引き継がれていくのです。
農園内を走るトラックの荷台に乗りながら「いつか必ずRaulのコーヒーを焙煎して、彼のコーヒー生産の背景と一緒にたくさんの人に届けよう」と心に決めていたのでした。
[Flavor notes]
Whipped cream, Ripe cherry, Green apple, Muscat
[Comment]
徹底した管理のもと栽培・精製された希少なゲイシャ種。クリーミーで厚みのあるボディと、あらゆる温度帯で感じるフルーティな味わい。コーヒーの持つ素材由来の甘さを存分に楽しめます。